普天間問題

政府が5月末決着を先送り 断念普天間めぐり関係閣僚協議 混乱拡大へ















結論から言えば、この問題は
今の日本人の政治力では
解決できない問題だと思うのです。


初期設定に既に矛盾を含んでいる、
たとえるならば、

淡水の食塩水を作れ

とか、

不燃性の火薬を作れ

とか、そういう
無理難題にしか見えません。


無理難題だから、
解決しようと手を出せば、
必ず突込み所が生じる訳で、
批判に晒されるのは
ある意味予定調和です。





アメリカは沖縄に基地を置く必要がある。

沖縄は、県内から基地を排除したい。

他の県も、基地を受け入れたくない。

でも日本に米軍基地は必要。

いっそ、日米同盟を切って、
自分の国は自分で守れば?

でも軍隊を持つのは反対。

じゃあ、完全に武力を放棄する?

そんな事をして、
もし隣国が攻めてきたらどうするの?






色々な

政治家、
評論家、
コメンテーター、
マスコミ、
ブロガー、

といった人達が、
それぞれもっともな意見を
言われます。

しかし、
じゃあその人達に任せたら、
その結果必ず生じる
パラドックスを解消できるのか?

と考えると、
誰も解決出来ないと思うのです。




普天間問題の発端は、
昨日
テレサ・テン没後15年 ~1995年という年~
という記事で書いたとおり、
1995年の、
沖縄米兵少女暴行事件
に、端を発しています。



12歳の少女が、
米兵にレイプされるという
凶悪事件に関わらず、
日米地位協定のせいで、
取り調べすら出来ない。

こういう事件をきっかけに、
今までの不満が
堰を切ったように噴出した訳です。




安全保障の面で考えるべき、
という、至極正論ですが、
そのように主張する方々が
仮に政権の舵取りをされたら、
沖縄の人の鬱積が
消えるのでしょうか?


沖縄米兵少女暴行事件から
早15年が経っています。

当初、県外移転で動き出した
この在日米軍再編問題です。

自民党政権は、15年掛かって、
まず名護市に涙を飲んでもらい、
沖縄の主張を封殺する方向で
話をまとめようとしてきた。

対して、珊瑚などの
環境問題なんかも持ち出し、
反対派も、抵抗の手を緩めない。

結果、自民党は解決できないまま
民主党に政権を譲った訳です。






国防、安全保障、平和主義

こういった問題を、
曖昧なまま
良い所取りをしておきたい。



白黒つけない、曖昧さを好むのは
私たち日本人の
長所であり、欠点でもあります。








憲法9条についても、
憲法改正の話が出ると、
護憲派が、
議論そのものを認めません。


改正には、大まかに

・自衛隊を正式に憲法で認める
・自衛隊をはっきり憲法で認めない

という二つの選択肢があります。

護憲派は、
改正議論が本格化すれば、
後者を選択すればいいのです。

しかし、そうすると
自己矛盾を解決できなくなります。


「武力を持たない」
という肩書は魅力的。

しかし、
右の頬を打たれた時に、
左の頬を差し出す覚悟はないから
武力は必要と思っている。

だから、
武力を持たないという
肩書を維持しつつ、
武力を持ちたい。




何となくそういう無理を
ねじ込めてしまう
曖昧な9条を、
何とか曖昧なままにしておきたい。






日本人の国民性に、
この「曖昧さ」という
ぬるま湯が
丁度心地よかったのでしょう。










普天間問題を解決できない。


即ちそれは、
日本人の政治力の限界を
意味すると思うのです。


日本国民に、

この問題を解決する力が無い。


だから、

政権が代わっても、解決できない。





少なくとも、与野党含め
今政治を動かしている人々が、
日本の政治の精鋭である事は
間違いありません。


つまり、今見ている現実が、
今の日本人の限界だと思うのです。




解決するには、
日本人全体の政治力の
グレードアップが不可欠です。


曖昧な部分に、
一つ一つ国民全体で決断し、
一つの軸を決める。

逃げずにそういう決断を積み重ねていくことが
今の日本人に必要なのではないでしょうか?









そもそも、
何かに脅え、
不利益を甘んじて
受けねばならない状態を、

「平和」

と呼んでよいのでしょうか?



戦わずに負けを選び続ける事が
平和を維持する事なのでしょうか?



確かに終戦後、
日本は一度も軍事行動を
起こしていません。


それを平和と呼ぶならば、
そうなのかもしれません。



そしてそれは
尊い事なのかもしれません。




ただ、その平和と引き換えに
多くの物が他国に奪われています。


拉致問題だってそうですし、
金銭的な事もそう、
アメリカの基地問題もです。

戦わずして
負けを選ぶ事が
分かっているから
他国になめられてしまいます。




先の戦争で先人達が
命懸けで守った日本。



その先人から学んだ戦略が、
「戦う前に負けを認める」
事なのでしょうか?



孫子曰わく、
凡そ用兵の法は、国を全うするを上と為し、国を破るはこれに次ぐ。
軍を全うするを上となし、軍を破るはこれに次ぐ。
旅を全うするを上となし、旅を破るはこれに次ぐ。
卒を全うするを上となし、卒を破るはこれに次ぐ。
伍を全うするを上となし、伍を破るはこれに次ぐ。
是の故に百戦百勝は善の善なる者に非ざるなり。
戦わずして人の兵を屈するは、善の善なる者なり。




兵法の極意は、
戦わずして勝つ事です。



真に平和を望み、
戦いを放棄したいと願うならば、
戦わずして勝てる努力を
しなければなりません。


他国から搾取され、
主権を脅かされ、
不平等な関係が続いている状態は、
真の平和とは言えません。


米兵の不埒な行いを
日本の法律で自由に裁ける。

戦争責任を盾に、
中国・韓国から搾取されない。

拉致問題を、普通に解決できる。


そういう対等な関係を、
戦わずに築いていく事。



それが、
自立した真の平和では
ないでしょうか。






大事な物を守れるだけの力というのは
絶対必要です。











基地問題について

アメリカの同盟国だから、
アメリカの国防上必要な
基地は配備させてやる。

その代わり、置く以上は
日本の法律に従って頂くし、
経費その他は自分で賄いなさい。

また、土地を貸す訳だから、
その賃料は当然払って頂きます。


と、主張するのが、
対等な関係だと思うのです。


また、そう主張できるだけの力を、
日本は持たなければならない
と思うのです。






自衛隊反対、
米軍基地反対。

だけど、
右の頬を打たれた時に、
左の頬は出せません。




それがあり得ない事は、
皆さん分かっていると思うのです。






そこで結論を出したくないだけ。

ぬるま湯の方が心地いいから、
曖昧にしておきたい。













あんたバカぁ?

訳わかんない連中が

攻めてきてんのよ、

降りかかる火の粉は

払い除けるのが

あったりまえじゃない!








画像










という事で、まずは、

「掛かる火の粉は、自衛隊で払います。」

と正式に宣言するかどうか。



次に、

「自分の国は自分で守ります」

と言うかどうか。


今まで曖昧にしてきた問題を、
日本人として真剣に考える
正念場だと思います。


今、一番国民に問わなければならないのは、
こういう事ではないでしょうか。



その上で、
あくまで武力放棄を選ぶならば、
基地問題も、
アメリカの言いなりに
進めるべきでしょう。



建前を捨て、
力を持つ決断をして、
初めて対等に
主張出来るのではないでしょうか。




「にげちゃだめだ」


画像



と、思います。








以上、現場からまるごがお伝えしました。


ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破 EVANGELION:2.22 YOU CAN (NOT) ADVANCE. [Blu-ray]
キングレコード
2010-05-26

ユーザレビュー:
観るといいよ劇場で最 ...
るろうに剣心の人誅編 ...
世界に誇れるアニメー ...
amazon.co.jpで買う
Amazonアソシエイト by ウェブリブログ商品ポータルで情報を見る


ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

微風吹動
2010年05月20日 12:12
95年県民大会、4.25県民大会、5.15普天間包囲行動に参加した沖縄県民の一人(会社代表)です。私が普天間基地の県外移設を叫ぶのは、

>今まで曖昧にしてきた問題を、
>日本人として真剣に考える
>正念場だと思います。
>今、一番国民に問わなければならないのは、
>こういう事ではないでしょうか。

そういうことです。
よくぞおっしゃってくれました。まずは、そういう意識が一人でも本土の方に生まれることを待っていました。
 そのココロは私だけでない、おそらく多くの沖縄県民が胸の内に、ずーっと以前から持ってきたと思います。「日本人よ!」と。
 それをあえて言わず、地元民という立場を堅持して「米軍基地はいらない」という叫びに収束させているのです(少なくとも私は)。
 沖縄県民大会のメッセージに「丸腰でいい」とは含まれていません。一部の人を除いて「自衛隊も出ていけ」とまでは言っていません。米軍に頼らない主権的安全保障という課題が次に控えていることを、おそらく多くの沖縄県民は承知の上で行動していると思います。
 だって、本土の人たちよりもずっと前から、身につまされて何十年も考え続けてきたのですから。沖縄県民にとって、中東やアジア地域の紛争や政治的不安定は、「遠い異国の問題」ではなかったのですから。

この記事へのトラックバック

  • 主な学会会場★宿泊案内

    Excerpt: <北海道> 北海道大学・学術交流会館 北海道立道民活動センター 札幌コンベンションセンター <首都圏>  京王プラザホテル タワーホール船掘 パシフィコ横浜 シェラトン.. Weblog: 学会の宿泊案内 racked: 2010-05-13 08:21
  • 「普天間、辺野古移設」で日米共同声明発表へ…28日に

    Excerpt: 1: ★5月末に日米共同声明発表へ 普天間の辺野古移設を明記  日米両政府は、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題で、移設先を同県名護市辺野古周辺と明記した共同声明を取りまとめる方向で最終.. Weblog: 2ちゃんねるコメントNEWS racked: 2010-05-21 06:21